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第2回開講!グリーンズ流・プロデューサー塾はじまります!

「ソーシャルな会社のつくりかた」クラス

2018 年 06 月 04 日(月) 〜 8回

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こんにちは、greenz.jp ビジネスアドバイザーの小野(おのっち)です。
昨年の秋、はじめてグリーンズの学校で、グリーンズ流プロデューサー塾とも呼べる「ソーシャルな会社のつくり方」クラスを開講したところ、日本全国から会社を経営している方々の参加がありました。プロデューサー職の奥深さを感じると同時に、やはり求められているクラスだと実感したので第2回を開講することにしました!

ソーシャルな会社とは?

価値あるものを、ビジネスにすることで、インパクトを出してマネタイズする。さらに、個性的なチームをつくることで継続していく。
この「ビジネス」と「チームづくり」ができている会社

これが「ソーシャルな会社」と捉えています。

グリーンズが運営するウェブマガジンgreenz.jpや、イベント、ワークショップなどでつながったソーシャルデザインの実践者や読者のみなさんとの関係値を深め、より大きな目標を達成しやすい状況や、サポートし合えるコミュニティをつくること。
そして、そのコミュニティのパワーを、パートナーである企業や行政の課題解決につなげることで、マネタイズしていくこと。
この2つのミッションを実践するために、さまざまなパートナー企業や行政と、事業を展開してきました。

 

事例

sdp
ガス会社と地域のソーシャルデザイナーを支援するための、ユーザー参加型の寄付プラットフォーム(ソーシャルデザイン+ / 大阪ガス)の運営

hood
鉄道会社とソーシャルデザイナーとで移住者をサポートするようなコワーキングサロン(HOOD天神 / 西日本鉄道x福岡移住計画)の立ち上げ

andon
不動産会社とこれまたソーシャルデザイナーとで、都市と地域をつなぐ飲食事業をプロデュース(おむすびスタンド ANDON

siri
また、個人的には伝統的な職人技術をいかしたコンテンポラリージュエリーブランド(SIRI SIRI)の共同経営者もやっています。

 

一見いろいろやっているように見えますが、僕の仕事はあくまで、ソーシャルデザインの事例を増やし、そういった領域にいるプレーヤーの生態系を少しでも豊かにしていくこと。

ソーシャルとビジネスのバランスを取ったり、ローカルとビジネスのバランスを取ったり、まちづくりとビジネスのバランスを取ったり。
要は、楽しくて美しくて社会的に意味のあることやりつつ、お金ともちゃんと向き合って稼ごう、先行投資できる余力も作っていく。
カッコよく言えばプロデューサー。実態は、うまくいけば人の手柄、トラブルになれば自分のせい。そんな仕事です。

ソーシャルな事業をマネタイズしていくことは簡単ではありません。
例えば…
・どこで価値の源泉となる実験やネットワークづくりを行うか。
・どこにキャッシュポイントをつくるか。
・いくらの値付けを行うか。/どうやって買っていただくか。
・原価はどう設計するか。
・誰にどう関わってもらうか。
・採用や給与や働き方は?

…資金繰りも気になるし、でも先行投資は止めちゃいけないし、けど勇気ある撤退も大事だし。もう、いつもいつも悩んでいます。
(本当に好きじゃないと、楽しまないとやってられないという意味が、最近になってようやく分かってきた気がします)。

そんな方が、今この記事を読んでいる中にもいらっしゃるのではないでしょうか?

グリーンズの学校「ソーシャルな会社のつくり方」クラスは、ソーシャルなプロジェクトや事業や会社を経営する人のための「ビジネスとチームづくり」を学ぶことができます。

プロジェクトをビジネスにしてみたい、新しい仕事をつくってみたい、というスタートアップな方はもちろんですが、僕自身も一緒に学んでいきたいと思っているので、どちらかと言えば経験者向けの内容になる予定です。

いま経営している事業や会社がなんとなく伸び悩んでいるという方や、会社のなかで新規事業の担当になって困っている方には、うってつけの内容になるのではないかと思っています。あるいは、風呂敷を広げるより畳むのが得意(になりたい)な右腕タイプ、参謀タイプの人のためのクラスとも言えるかもしれません。

カリキュラムは、大きく2つ「聴く」「相談する」とに分かれており、毎回の講義では、講師陣である先輩経営者のみなさんの工夫や考え方をじっくり聴くとともに、根底にある会社づくりの普遍的な解や問いについて徹底的にディスカッションしていきます(講師陣は、僕自身も悩んだときに話を聞いてもらっている方ばかり)。

そして、特に共感する講師の方には個別で、あなたのビジネスや考え方、生き方について、相談をしてみてください(相談する、というよりは、話を聞いてもらうことが大切)。もちろん僕も、できる限りのサポートをします。それからもちろん、良い出会いがあれば、一緒に仕事をできる仲間にもなればいいなとも考えています。

このクラスは、greenz.jpでの連載「ソーシャルな会社のつくり方」とも連動しています。あわせてお読みいただき、ぜひ参加を検討してみてください。

rensai
※こちらの連載は引き続き取材中です!

ナビゲーターの但馬武さんよりメッセージ!

一般企業に勤めながらコミュニティーの運営や、前職はパタゴニアに20年近く在籍しておりましたため、その経験から一般企業にパタゴニア的な企業になるお手伝いをしています。パタゴニア創業者Yvonがいうように、人間とネズミのDNAはたった1%しか違わないそう。パタゴニアとそうではない企業の違いはたった1%だと彼はいいます。だから簡単にもなれるし、簡単に普通の会社にもなってしまう。その1%を解明し、日本でそういう企業を増やしていくことが私のミッションです。
今回のワークショップではまだ解明されないかもしれませんが、間違いなくそのヒントをつかめる最高なプログラムになるとおもいます。
ぜひ一緒に探求の旅に。

理想を現実に着地させ、ほしい未来をつくる、ソーシャルな会社をつくるプロデューサーが増えればもっと素敵な世界になる。
そう信じて、少しでもピンときた方のご参加をお待ちしています。それではまた、初回の授業で。

 

開催概要(全8回)

 

日時
第1回 6月 4日(月)オリエンテーション・各自の課題設定
第2回 6月13日(水)ゲスト講師の講義・懇親会
第3回 6月20日(水)ゲスト講師の講義・懇親会
第4回 6月28日(木)ゲスト講師の講義・懇親会
第5回 7月 4日(水)ゲスト講師の講義・懇親会
第6回 7月11日(水)ゲスト講師の講義・懇親会
第7回 7月18日(水)ゲスト講師の講義・懇親会
第8回 7月27日(金)卒業発表
いずれも19:30〜22:30

▼ナビゲーター
小野裕之(greenz.jp ビジネスアドバイザー)
但馬武さん(フルクラム)

▼講師
[2018/4/24 第一弾講師発表!]
青木耕平さん(株式会社クラシコム 代表取締役)
岩田拓真さん(株式会社a.school  代表取締役 校長)
佐藤純一さん
(株式会社カヤック グループ戦略担当執行役員/株式会社カヤックLiving 取締役/鎌倉R不動産株式会社 取締役/株式会社そろそろ 取締役)
塚越暁さん(HARAPPA株式会社 代表取締役/原っぱ大学 ガクチョー)
山内真理さん (Yamauchi Accounting Office  代表/公認会計士・税理士)

[2018/5/24 第二弾講師発表!]
山崎大祐さん (株式会社マザーハウス副社長)
モコメシ(小沢朋子)さん(フードデザイナー)

▼コーディネーター
松本慕美

 

カリキュラム

第1回 オリエンテーション
<自己紹介、課題設定>
既に会社経営を始めている人は「3年後の会社経営の姿」や、まだの人は「どこからやろうと思っているのか」など、各自がいま抱えている課題を設定します。(ナビゲーター フルクラム 但馬武さん、greenz.jpビジネスアドバイザー小野裕之)

第2回〜第7回 ゲスト講師の講義・懇親会
前半は、ゲスト講師による講義です。プロデューサーとしての仕事論や、工夫していることなど、実際に会社運営をしている方ならではの現場の声をお届けします。後半は、ご自身の相談したい事業について発表・アドバイスを受けるプレゼンテーションや懇親会を通して、自主的に講師と繋がる場になります。

第8回 卒業発表
自分の課題に対する解決策を発表します。
(ナビゲーター フルクラム 但馬武さん、greenz.jpビジネスアドバイザー小野裕之)

 

このクラスで得られること

・いま抱えている課題に、一歩先へ進める解決策が見つかります。
・プロデューサーとしての、ビジネスやチームづくりを、成功体験者から直接学べます。
・講師陣や受講生たちとの距離が近いので、具体的なアドバイスをしてくれる相手・一緒に学べる仲間と繋がることができます。

 

受講対象

ソーシャルなプロジェクトや事業や会社を経営する人のための「ビジネスとチームづくり」を学ぶことができるクラスです。
・いま経営している事業や会社がなんとなく伸び悩んでいるという方
・会社のなかで新規事業の担当になって困っている方
・風呂敷を広げるより畳むのが得意(になりたい)な右腕タイプ、参謀タイプな方
・働き手・現場視点から、会社をかえる・つくることをチャレンジしていきたい方

 

会場

初回 6/4 (月)、最終回 7/28 (金)
・グリーンズオフィス
東京都渋谷区神宮前2-19-5 アズマビル1階
https://goo.gl/maps/5191h7eAt662

第2〜7回
・おむすびスタンドANDON
東京都中央区日本橋本町3-11-10
https://goo.gl/maps/Cf6nBG15Z682

 

参加費

一般(全8回) ¥99,360(税込)
greenz people割(全8回/先着2名まで) ¥89,424(税込)
遠方割(全8回/先着2名まで)¥86,940(税込)

※greenz peopleチケットは、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方はこれ機にぜひ。
→グリーンズの寄付読者制度「greenz people
※学生/遠方割は各2名まで。遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。

 

定員

11名(+フェローシップ1名)
※最小催行人数6名
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※開講の決定は初回授業の5日前までご連絡いたします。



フェローシップ制度あります!

このクラスのお手伝いをしていただける方を1名募集します。
お手伝いいただく代わりに、無償で受講いただけます。
20代の若手で、将来プロデューサーになりたい方、社会起業を目指している方、自分で事業を始めている方…のご応募をお待ちしております。
応募方法は申し込みページより!
・応募者多数の場合は記載頂いた内容を元に、こちらで検討させていただきますのであらかじめご了承ください。
※結果は個別にご連絡いたします。

 

申し込み方法

下記「申し込む」ボタンをクリックしてお申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。
※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。

申し込み締切

6月3日(日)22:00
※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。

事前説明会開催!

このクラスに関心のある方向けの説明会を5/28月 20:00〜21:30で開催します。
詳しくはこちら

みなさんのお申込みをお待ちしています! ご質問がある方は、school[at]greenz.jp まで!
※グリーンズの学校【よくある質問】まとめました!まずはこちらをご確認ください

 

【スタッフ】

◎ 講師

モコメシ/小沢朋子(フードデザイナー。VISION GLASS JP 代表。)

早稲田大学応用化学科卒業後、千葉大学大学院にてデザインを学び、インテリアデザイナーとして剣持デザイン研究所に勤務。2010年フードデザイナー「モコメシ」として独立し、「食べるシチュエーションをデザインする」をコンセプトとする。食べ物から空間づくりまでをトータルに提案するケータリングを得意とし、メディアへのレシピ提供、飲食店のメニュー開発、広告のスタイリングなども行う。2013年からはインドのVISION GLASS の輸入事業を夫と共に始める。グラスの耐熱性やシンプルな見た目を生かした様々な料理提案とともに、グラスのブランディングと卸販売をしている。著書に「モコメシ おもてなしのふだんごはん」(主婦と生活社)、「大人もサンドイッチ」(グラフィック社)。

◎ 講師

山崎 大祐(マザーハウス副社長)

1980年東京生まれ。 慶應義塾大学総合政策学部卒業。 大学在学中にベトナムでストリートチルドレンのドキュメンタリーを撮影したことをきっかけに、途上国の貧困・開発問題に興味を持つ。2003年、ゴールドマン・サックス証券に入社。エコノミストとして、日本およびアジア経済の分析・調査・研究や各投資家への金融商品の提案を行う。2007年3月、同社を退社。大学時代の竹中平蔵ゼミの1年後輩だった山口絵理子が始めたマザーハウスの経営への参画を決意し、同年7月に副社長に就任。マーケティング・生産の両サイドを管理する。マザーハウスは途上国でバッグやジュエリーを生産。国内27店舗、香港および台湾7店舗で販売している(2018年3月現在)。

◎ 講師

青木耕平(株式会社クラシコム 代表取締役)

1972年生まれ。株式会社クラシコム代表取締役。2006年、実妹と株式会社クラシコム共同創業。賃貸不動産のためのインターネットオークションサイトをリリースするが、1年ほどで撤退。07年秋より北欧雑貨専門のECサイト『北欧、暮らしの道具店』を開業

◎ 講師

岩田拓真(株式会社a.school  代表取締役 校長)

株式会社a.school(エイスクール)代表取締役校長。東京大学大学院工学系研究科修了。Boston Consulting Groupにて経営コンサルタントとして勤務した後、起業。夢中に遊び、夢中に学び、夢中に生きる人を育てるための新しい学習塾「a.school」を運営している。また、様々な創造的な教育コンテンツの開発にも携わる。自分自身も新しいことを学ぶのが大好き。

◎ 講師

佐藤 純一(株式会社カヤック グループ戦略担当執行役員/株式会社カヤックLiving 取締役/鎌倉R不動産株式会社 取締役/株式会社そろそろ 取締役)

大学卒業後、大手電機メーカーの研究開発に従事。その後、技術系ベンチャー企業の立ち上げに参加。2004年に株式会社トラストコンベクションを創業。金融業や製造業における数千人規模のプロジェクトのリードから組織改革、チームワークサービスの開発まで、より多くの人がチームワーキングの楽しさや充実感を得られるための様々な事業を運営。2011年、ビジョンに共感した面白法人カヤックに統合。執行役員に就任。現在は同社のグループ経営に関する戦略推進を担当。 同社がグループ戦略の根幹として鎌倉に根ざすローカリズム経営を標榜していることもあり、鎌倉をはじめとしたいくつかの地域で地域活性化を支援、生活者感覚に寄り添う新しい暮らし方の提案やエリアコミュニケーションに関する事業開発などを進めている。 また、カヤックでの活動と並行し、ソーシャルマーケティングを支援する株式会社そろそろを創業。取締役を務める。最近では新しい地域づくり、働き方やチームワーキングをテーマにした講演も多い。

◎ 講師

塚越 暁(HARAPPA株式会社 代表取締役/原っぱ大学 ガクチョー)

「原っぱ大学」ガクチョー。HARAPPA株式会社・代表取締役。雑誌編集、ECサイト運営、経営企画と11年の会社員生活を経て独立。2012年、自然の中で遊ぶことに自分の根幹を見出し「原っぱ大学」を立ち上げる。神奈川県逗子市在住。12歳男子と9歳女子の2児の父。

◎ 講師

山内真理(Yamauchi Accounting Office  代表/公認会計士・税理士)

1980年生まれ。一橋大学経済学部卒。公認会計士・税理士。Yamauchi Accounting Office代表、Arts and Law代表理事ほか。有限責任監査法人トーマツにて法定監査やIPO支援等に従事した後、2011年にアートやカルチャーを専門領域とする会計事務所を設立し、現在に至る。豊かな文化の醸成と経済活動は裏表一体、不可分なものと考え、会計・税務・財務等の専門性を生かした経営支援を通じ、文化・芸術や創造的活動を下支えするとともに、文化経営の担い手と並走するペースメーカー兼アクセラレータとなることを目指している。

◎ ナビゲーター

但馬武(フルクラム)

大手通信会社勤務を経てパタゴニア日本支社に昨年まで約20年勤務。ダイレクトマーケティングを中心に採用から組織作り、顧客エンゲージメント戦略推進を担当。勤務の傍ら「ビジネスを通じて社会を変える」ことを理念に、ビジネス・コミュニティーデザイナーとして、企業と顧客とのエンゲージメント戦略を立案・推進し、企業変革をサポートする伴走者として日々取り組んでいる。NPOやソーシャルビジネスを展開する人々が集うコミュニティー「home」を運営。2017年1月からは人口1500名の岡山県西粟倉村に本社を置くエーゼロ株式会社に参画。ワクワクするビジネスを地域につくる仕事に従事している。

◎ ナビゲーター

小野裕之(greenz.jpビジネスアドバイザー)

greenz.jp ビジネスアドバイザー 岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒業後はウェブサイトなどを制作するベンチャー企業に就職。09年より、greenz.jpに転職し、12年にはgreenz.jpのNPO法人化にともない理事として経営に参画。18年分社化。企業や行政とソーシャルデザインの実践者をつなぐ事業化・スタートアップビジネスの事業化を支援を実施。合同会社ANDON 共同代表。SIRI SIRI LLC. 共同代表。

◎ コーディネーター

松本慕美(SIRISIRI マーケティング・営業企画)

意外なマテリアルと伝統的な職人技術を組み合わせによる、コンテンポラリージュエリーブランド SIRI SIRI のマーケティング・営業企画。 1982年東京生まれ。元来もつそのものの良さを引き出しながら、ビジネスとして成立させたいと考えるプロデューサーの卵。ほか、グリーンズの学校コーディネーター、日本橋・神田のエリアマネジメントにも携わる。