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「できない」を「できる!」に変えて、ほしい暮らしをつくろう。
ハロー!オフグリッドLIFE 体感クラス
2018 年 01 月 29 日(月) 〜 5回講座
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みなさんこんにちは!
ハロー!オフグリッドLIFE 体感クラスのコーディネーター村瀬彩です。
このクラスは、オフグリッドLIFEってどんな暮らし?どうやって実現すればいいの?を体感し、
「自分の思い描く暮らしに一歩踏み出すきっかけを見つける」のをゴールとしています。
オフグリッド———。もともとの意味は、電気を自給し電力会社の送電線とつながっていない状態のことを言います。3.11の震災以降、防災意識の高まりによって、電力会社から独立し自由にエネルギーをつくって生活する人が増えました。
最近ではこの言葉、“つながれていた線から自由になる”という意味で、
「◯◯をオフグリッドする」という使われ方もするようになっています。
ここで言うオフグリッドLIFEとは、
なんらかの囚われから自由になり、自分にフィットした暮らしを選びつくること。
既存のシステム、古い慣習、そして自分で自分にかけている制限など、人によってどんなグリッドにつながれているかはさまざまですが、そこから一歩でも自由になれたら、視界がぐっと開けて新しい可能性が見えるかもしれません。
自分が心から希む暮らしを送りたい。
でもその前に、どんな可能性があるのか探求してみたい!!
「ハロー!オフグリッドLIFE 体感クラス」は、そんなあなたにオススメのクラスです。
実践者の背中を見つめ「自分に心地のいい暮らし」を知るクラス
グリーンズでは、自分にフィットする暮らしの実践者をたびたび紹介しています。大切にしたいものや実現の手立ては人それぞれですが、自分にとっての心地よさをとことん探求していった点は、みなさんに共通するところ。
たとえばグリーンズ編集長の菜央さんは、消費型の暮らしをやめ、田舎で循環型の暮らしを実践したいと望んだ結果、千葉県・いすみ市にて、家族4人のトレーラーハウス生活を始めることになりました。
参考記事:『家を持つことを考えたら、トレーラーハウスに行き着いた。greenz.jp編集長・鈴木菜央さんに聞く「小さくて大きな暮らし方』
菜央さんは消費するのではなく、自分たちの手で暮らしをつくっていきたいと考え、電気のオフグリッド化やミミズコンポストづくりを、同じような関心をもつ人たちと一緒に遊びに変えて実践してきました。
記事を読めば、自分の気持ちに気づくことを“はじめの一歩”とし、手持ちのリソースを生かしながら段階的にほしい暮らしを実現していった様子が分かります。
しかし、ともすると、クリエイティブな才能や強い意志、あるいはチャンスや仲間に恵まれた特別な人のストーリーとして読めなくもありません。
今の暮らしをいつかは卒業したい。だけど、自分がどんな暮らしたいかはまだ見えていないし、記事に登場する人みたいに挑戦する勇気もないかもしれない。
そんなふうに、興味はあるけれど自分に対するイメージが湧かない人向けに開講するのが、
「ハロー!オフグリッドLIFE 体感クラス」。
講座期間中は、実践者のお宅を訪ねてその暮らしぶりを見学したり、オフグリッドLIFEをスモールスタートできるDIY技術を学んだり、ひとりひとりの暮らしをみんなで作ることの可能性を実験したりと、体験を通じて自分にとってのほしい暮らしを探求していきます。
自分にとっての“グリッド”に気づき、その囚われから自由になる
講座期間中、このクラスを受講する人にもっとも時間をかけて徹底的に取り組んでほしいのが、
自分の気持ちに、とにかく素直になる。
というもの。どんなちいさな心の声でも、胸のうちに芽生えたなら、洩らさないようじっくり耳をすませてみる。
え、それはムリだよ、どう考えても。
と思う内容でさえ、まずは自分で認めてみる、ということをやってみてほしいのです。
自分にはできない、をいったん脇に置いて、心が求めている憧憬を、遠慮なくまっすぐ感じてみる。その未来が実現したら、どんな心地がするかをイメージする。
「私にはムリ」というリミッターを外してみて、はじめて気づく自分の本音があります。できないと思っていたからこそ、諦めていた自分の願いがそこに埋もれているかもしれません。
きっとそれは、あなたにとっての宝物。なぜって、「できない」と自分に言い渡すことが、本当にほしいと願っているものを、諦める手段になっている可能性があるから。
実現への選択肢を知り、「できる」可能性に開いていく
最近では、暮らしの実践者を応援する企業や団体も増えてきました。
神奈川県西部・二宮団地の入居者が部屋をDIYできる「セルフリノベーション制度」もそのひとつ。二宮団地では、「セルフリノベーション制度」を用いて住宅コストを下げることで、教育や食生活など別の大事なものにお金を使える暮らしを提案しています。
参考記事:『これからの時代は、夢の一軒家購入から“生涯賃貸”へ。なぜか若い人が続々集まっている湘南の端っこ・二宮町で“団地の新しい暮らし方”の実験が進行中。』
「どう自分らしく暮らすのか?」が社会の関心ごととして共有できるようになってきた今、菜央さんのように、必ずしもゼロからほしい暮らしを描く必要はありません。
スーパーで買っていた野菜を農家から直接購入したり、日々の食事にソーラークッカーで調理したメニューを加えたり、デスクトップ周りをオフグリッド化したりと、今ある暮らしにちょい足しするのだってアリ。家賃が安い場所を探して、2拠点生活を始めることだって、今の暮らしの延長線上でできることです。
実際に手を動かしてつくってみよう!
大掛かりな工事が必要だったら、仲間を集めて学びながらDIT(=Do It Together)をすることもできます。とはいえ、いったいどうやって?
ご安心ください。本クラスでは、そのヒントとなる実践学習を、講座の後半にふたつご用意しています。
ひとつめは、賃貸住宅でも導入可能な「ミニソーラーシステム」を使って、デスク周りのオフグリッド化を学ぶ、「ミニオフグリッドDIYワークショップ」。このワークショップでは、あなたの暮らしにお日さまエネルギーを導入するための、いちばん簡単な方法をお伝えします。
ふたつめは、とあるお宅にみんなでお邪魔し、ソーラーパネルの取り付け工事を講師に学びながら実践する、「お日さま電力DITワークショップ」。こちらのワークショップでは、仲間の暮らしをつくるお手伝いを通して自分たちの手を動かし、学びと喜びを分かち合います。
ふたつの実践を通じて、自分の中で漠然としていた暮らしのイメージに、具体的なカタチを与えることができます。自分が本当にその暮らしがしたいのか。したいのならどんな準備が必要か。予算はどのくらい? 仲間はいるのか。そんないろいろを。
そして、手を動かしているうちに、ふだん「面倒だな~」と思うことでも、意外と楽しみながら取り組めると気づくかもしれません。だってここで踏み出した一歩が、あなたをどこへ連れて行くのかわかっているのだから。
新たな出会いを通じて、ありのままでいられる場や関係をつくろう
クラスの講師は、神奈川県・藤野町でものづくり中心の自給自足生活を楽しんでいる鈴木俊太郎さん。
大工さんと一緒にログハウスをセルフビルドしたり、太陽光発電で電気を賄ったり、薪ストーブで暖をとったり、非電化冷蔵庫を自作してみたりと、できると思ったらなんでも手づくりしまうものづくりの達人です。
参考記事:『藤野電力の生みの親!鈴木俊太郎さんが目指す “ものづくりから始まる自給自足”とは? 』
本業は整体師ですが、オフグリッドシステムの取り付け工事や、薪ストーブの煙突掃除、古民家のリノベーションなど、好きが高じてさまざまな仕事が俊太郎さんの元には舞い込んできています。
大きな大義名分があるわけではなく、「作るのが好き」という気持ちのままに暮らしを手づくりしてきた俊太郎さんの、あの軽やかでゆるい空気感は、ぜひ会って確かめてほしいことのひとつ。
俊太郎さんの暮らしぶりを見て、自分の暮らしをフリーハンドで自由に描くって、こういうことなのか!と膝を打つと同時に、自分の好きと得意をベースに暮らしを組み立てることの醍醐味を教わったように思います。
ものづくりが苦手な私は、ただただ感嘆と羨望の入り混じった面持ちで俊さんの横顔を眺めてしまうのだけど、おかげで「じゃあ自分は何が好きで、ずっとやれたら嬉しいのだろう?」と問い直せて、以前よりも堂々と好きなものごとに時間をかけられるようになりました。
ただやりたいことを素直にやる、それだけで自分のみずみずしさが増すのですよね。
このクラスを受講する人たちは、きっとオフグリッドや自給自足みたいな、暮らしの作り手になりたい人たちが集まってくると思うけれど、逆に私のようなぜんぜんその世界を知らない人が旅行気分で遊びに来ても面白いんじゃないかな。
自分のいのちの使い途は、自分で決められるし、決めていい。
だとしたら、どうしたい?どうしていく?
ハロー!オフグリッドLIFE 体感クラスに参加すると、
そんな探求ができることでしょう。
ここだという暮らしのビジョンを見つけ錨を下ろす作業を、
このクラスで持ち帰ってもらえたらと思っています。
【カリキュラム】
第1回 【オリエンテーションとポットラックパーティ】
一品持ち寄りで夜ごはんを囲みながら、クラス開講のきっかけや講座期間をどう過ごしていくかなど、全体の流れを共有します。また、受講生同士がお互いによりよく知り合うワークショップも。
第2回 【フィールドワーク オフグリッドの暮らしを体感する】
神奈川県・藤野町でオフグリッド生活を実践している方々の家を訪ね、暮らしをどう育んできたかを伺います。実際に目で見て肌で感じることで、自分にフィットする暮らしの手がかりを見つけます。終了後には、懇親会も予定。
第3回 【賃貸でもできる!ミニオフグリッドDIYワークショップ】
暮らしをつくるスモールステップとして、デスクトップ周りをDIYでお日さま電力に切り替え方法を学びます。手ぶらでOK。デモキットを使ってのワークショップですが、希望者はセットを購入し、その場で組み立ても可能。グリッドをひとつ外してみることで、なにか見えてくるものがあるかも。
第4回 【暮らしをともにつくる! お日さま電力DITワークショップ】
ほしい暮らしの実現には、仲間の力を借りるという選択肢もあるのです。今回は、とあるお宅にソーラーパネルをみんなで取り付けに行きます。実際に誰かの人生をサポートする側を体験してみます。終わったあと、軽く打ち上げも!
第5回 【最終プレゼン+セレブレーション】オフグリッド計画を発表、共有する
これまで体験してきたことをもとに、自分の暮らしを振り返り、それぞれの「ほしい暮らし」を発表、ネクストアクションを一人ひとり共有。みんなの学びや卒業をともに祝い合います!
期間中のサポート:今回のクラスでは、事前課題で価値観の棚卸しや、ほしい暮らしリストの作成など、あなたのほしい暮らしを見つけるサポートをします。また、FacebookグループやSkypeを通じた、クラス外でのコミュニケーションも。
また、講師より電気の基礎知識が学べるPDFテキストの無料配布や、ミニソーラーパネルの特別販売も実施します。
前回のフィールドワークの様子はこちらから
DIYでオフグリッド、どこからはじめたらいい? オフグリッド初心者から「すごすぎて参考にならない」レベルまで4軒の家を詳しくレポート
こんな人にオススメです!
・自分らしい暮らしを模索している人
・オフグリッドLIFEを実践したい人
・一歩を踏み出すのに逡巡している人
・未知なる世界を探求したい人
こんなことが得られるよ!
・自分の価値観に気づく時間
・心から手に入れたい暮らしのビジョン
・先輩実践者の暮らし見学・取材体験
・電気の基礎知識とソーラーパネルの組み立てスキル
・DIY/DIT(Do It Together)精神
・誰かの暮らしをみんなで作る実験
・自分を信頼する気持ち
開催概要
【講座日程】
第1回 01/29(月)19:15-21:45
第2回 02/03(土)10:30-18:30
第3回 02/13(火)19:15-21:45
第4回 02/24(土)10:30-18:30
第5回 03/06(火)19:15-21:45
*工事予備日:02/25(日)10:30-18:30
【会場】
グリーンズオフィス
東京都渋谷区神宮前2-9-15アズマビル1階
東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分
【参加費】
一般(全5回分) ¥36,000
greenz people割 ¥32,400(*)
学生/遠方(全5回分) ¥30,000
※学生/遠方割はあわせて先着2名まで。遠方割の対象は「現在、関東4都県(東京/神奈川/千葉/埼玉)以外にお住まいの方」です。
※ピープル割は、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方もこれ機にぜひ◎ 先着2名まで。→グリーンズの寄付読者制度「greenz people」
※フィールドワークやワークショップ会場への交通費、飲食費は各自ご負担ください
【定員】
12名(一般8,greenz people割2名 学割・遠方割2名)
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※最低開講人数は6名です。開講の決定は初回授業の5日前までご連絡いたします。
【申し込み方法】
下記「申し込む」ボタンもしくは、をクリックして、お申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。 ※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。
【申込締切】
1/24(水)22:00 ※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。
みなさんのお申込みをお待ちしています!
ご質問がある方は、school [at] greenz.jp まで!
※グリーンズの学校【よくある質問】まとめました!まずはこちらをご確認ください
【スタッフ】
◎ 講師
鈴木俊太郎(藤野電力 技術担当)
百姓を実践する漢方整体森氣庵院長、建築やアウトドア関連に強く藤野電力の生みの親、2001年に車のバッテリー上がり対策でソーラーパネルを導入、オフグリットでフェス出店した元祖かも?震災時にこのシステムのおかげで何不自由無く生活できた事から注目を浴び、ワークショップや勉強会を開催。藤野電力コアメンバーで主に技術部門担当、現在は電気工事士の資格を取り、オフグリットの住宅施工を手がけている。
◎ ファシリテーター
村瀬彩(インタビューライター)
インタビューライター。自分で言語化するのが難しい胸のうちを、伝わる表現で翻訳するのが得意。安心安全を感じられる場に整えて聴き、本質的に感じていることを感じ取って、わかりやすいストーリーテリングをします。また「大人になった子どもがおかあさんに贈る本」をテーマにギフトブックを制作中。「本を贈る」やりとりを通じて、親子のリアルなストーリーが新たに生まれる体験型ギフトです。