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空海とソーシャルデザイン 2018

2018 年 09 月 03 日(月) 〜 5回

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こんにちは! 勉強家の兼松佳宏と申します。

僕はもともと「ソーシャルデザイン」をテーマとするウェブマガジン「greenz.jp」の編集長を5年ほど務め、現在は京都精華大学人文学部で「ソーシャルデザイン」の授業を担当しています。また、2018年末に春秋社より『空海とソーシャルデザイン(仮)』という本の刊行を予定しており、今回の連続講座はその中身を一足早くお届けするものです。

社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくる「ソーシャルデザイン」は、現代の主要なキーワードのひとつとして地域創生や教育の現場で注目を集めています。しかしその本質は決して真新しいものではなく、日本人が本来兼ね備えている世界観、もっといえば宇宙観と呼応するところが多いように感じています。

そこで”知識”や”考え方”だけでなく、もっと深いところにあるソーシャルデザインのための”あり方”を、日本人の思想に根深い影響を与えた弘法大師・空海の言葉から紐解き、社会的な事業を成功に導くためのヒントを探求してゆきたいと思います。また各講座の後半では、僕が京都精華大学で学生向けに展開しているソーシャルデザインのためのワークショップも体験していただく予定です。

(共催:公益財団法人日本デザイン振興会)

 

関連リンク
1200年を超えて、空海とソーシャルデザインが出会った! 高野山真言宗管長・松長有慶猊下×YOSH編集長対談「すべてを肯定するということ」

 

<タイムテーブル(予定)>
19:00 レクチャー&ダイアログ
20:30 スペシャルダイアログ w/ 藤田一照さん
21:30 終了

 

<キーワード>
ソーシャルデザイン、アクティブ・ラーニング、空海、真言密教、五智、メタ認知、ポジティブ心理学、ホールシステム・アプローチ、フィールドワーク、マインドフルネス、サステナビリティ、デザイン思考、パーマカルチャー、コスモロジー、リトリート

 

<カリキュラム>
※各回ごとのお申込みも可能です、各回会場が変わりますのでご注意ください

 

第一回 9月3日(月)19:00〜21:30
「ソーシャルデザインの五智」@インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(六本木)

1200年前の空海の教えと現代のキーワードであるソーシャルデザインにどのような関係があるのでしょうか? 第一回では、前半にソーシャルデザインのそもそもを紹介し、また真言密教の重要なキーワードである”五智”を切り口に、その共通点を読み解いてゆきます。後半にはダイアログゲストとして曹洞宗僧侶・藤田一照さんをお招きし、仏教を現代生活に取り入れるためのヒントについて語り合います。

 

第二回 9月11日(火)19:00〜21:30
「本来の自分を表現する智恵〜”自分らしさ”の見つけ方」@光明寺(神谷町)

「本来の自分を表現する智恵」とは、「普段の自分」とは質の異なる「本来の自分」という感覚をつかみ、内に秘めた「自分らしさ」を外に向けて表現していく力です。第二回では、前半にgreenz.jpで紹介している事例を交えて空海ゆかりの言葉を紹介しつつ、「メタ認知」や「ポジティブ心理学」といったキーワードを解説してゆきます。後半には、本来の自分を表現する方法として、普段の仕事の肩書き=「DOの肩書き」ではなく、もっと深いところにある”あり方”の肩書き=「BEの肩書き」を探求するワークショップの体験も!

 

第三回 9月12日(水)19:00〜21:30
「小さな煩悩を大きく育てる智恵 〜 “ほしい未来”の見つけ方」@リトルトーキョー(清澄白河)

「小さな煩悩を大きく育てる智恵」とは、欲望や嫉妬といった煩悩を受け入れ、それらをきっかけに「ほしい未来」というビジョンを描く力です。第三回では、前半にgreenz.jpで紹介している事例を交えて空海ゆかりの言葉を紹介しつつ、「マインドフルネス」や「サステナビリティ」といったキーワードを解説してゆきます。後半には、小さな煩悩を大きく育てる方法として、MOYA MOYAをWAKU WAKUに転じるためのワークショップ「煩悩リフレーミング」の体験も!

 

第四回 9月18日(火)19:00〜21:30
「秘められた価値に光を当てる智恵 〜 今あるリソースの見つけ方」@インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(六本木)

「秘められた価値に光を当てる智恵」とは、端から見たら「何もない」と思われる状況にあっても、「何かがある」という視点を持つことができる力です。第四回では、前半にgreenz.jpで紹介している事例を交えて空海ゆかりの言葉を紹介しつつ、「ホールシステム・アプローチ」や「フィールドワーク」といったキーワードを解説してゆきます。後半には、秘められた価値に光を当てる方法として、それぞれの興味のあることからプロジェクトを生み出すためのワークショップ「スタディホール」の体験も!

 

第五回 9月25日(火)19:00〜21:15
「導かれるままに自ら動く智恵 〜 マイプロジェクトの見つけ方」@スマートニュース(渋谷)

「導かれるままに自ら動く智恵」とは、ひとりよがりにならず仲間と共創しながら、無理のない最適なやり方を発見し、それを忍耐強く実行する力です。第四回では、前半にgreenz.jpで紹介している事例を交えて空海ゆかりの言葉を紹介しつつ、「デザイン思考」や「パーマカルチャー」といったキーワードを解説してゆきます。後半には、導かれるままに自ら動く方法として、誰かに頼まれたからではなく自分を起点に動き出すワークショップ「マイプロ曼荼羅」の体験も!

 

<こんな人におすすめ!>
・おおざっぱに仏教、特に空海や真言密教になんだか興味がある
・ソーシャルデザインの基本的な考え方についてもっと知りたい
・空海の思想とソーシャルデザインの考え方の共通点を知りたい!
・ソーシャルデザインをはじめてみたい

 

<参加費>
全5回 + 書籍一冊 15,000円
9/3 + 11、12、18、25のうち2回(選択自由) 10,000円
9/3 + 11、12、18、25のうち1回(選択自由) 7,500円
各回 4,000円

 

<定員>
50名

 

<ゲストプロフィール>

藤田一照
1954年、愛媛県生まれ。灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。2005年に帰国し現在も、 坐禅の研究・指導にあたっている。2010年より曹洞宗国際センター所長。Starbucks、Facebook、 Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。2017年5月より、オンライン禅コミュニティ 「大空山磨塼寺(たいくうざんませんじ)」開創。2010年より2018年3月まで曹洞宗国際センター所長。著作に『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』)、共著に『アップデートする仏教』、『安泰寺禅僧対談 』、『禅の教室』、訳書に 『禅への鍵』『法華経の省察』、『禅マインド ビギナーズ・マインド2』など。

 

<講師プロフィール>

※(左)前高野山真言宗管長・松長有慶猊下 (右)兼松

 

兼松佳宏
勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者

1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 2016年、フリーランスの勉強家として独立し、著述家、京都精華大学人文学部特任講師、ひとりで/みんなで勉強する【co-study】のための空間づくりの手法「スタディホール」研究者として、教育分野を中心に活動中。 著書に『ソーシャルデザイン』、『日本をソーシャルデザインする』、連載に「空海とソーシャルデザイン」「学び方のレシピ」など。秋田県出身、京都府在住。一児の父。

 

<参考:これまでの「空海とソーシャルデザイン」>
2013年11月 慶應義塾大学大学院 SDM特別講義
2014年2月 トーク@Impact Hub Kyoto
2014年4月 トーク@リトル・トーキョー
2014年7月 高野山大学 黎明館ナイトレクチャー
2016年12月 トーク@MINNOVATION288
2017年11月 トーク@りくごう ア ゴーゴー
2018年7月 連続講座「空海とソーシャルデザイン2018」@京都

 

<申し込み方法>

下記のリンク先のpeatixで決済が完了すると、正式にお申し込みとなります。

(各回、別に申し込むこともできます。)

全回、初回

第2回

第3回

第4回

第5回

 

 

【スタッフ】

◎ 講師/ファシリテーター

兼松佳宏(勉強家/京都精華大学人文学部 特任講師/「スタディホール」研究者)

1979年生まれ。ウェブデザイナーとしてNPO支援に関わりながら、「デザインは世界を変えられる?」をテーマに世界中のデザイナーへのインタビューを連載。その後、ソーシャルデザインのためのヒントを発信するウェブマガジン「greenz.jp」の立ち上げに関わり、10年から15年まで編集長。 2016年、フリーランスの勉強家として独立し、著述家、京都精華大学人文学部特任講師、ひとりで/みんなで勉強する【co-study】のための空間づくりの手法「スタディホール」研究者として、教育分野を中心に活動中。 著書に『ソーシャルデザイン』、『日本をソーシャルデザインする』、連載に「空海とソーシャルデザイン」「学び方のレシピ」など。秋田県出身、京都府在住。一児の父。