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賃貸でもできる!おひさま長者な暮らしを体感してみよう

オフグリッドDIYクラス2016!

2016 年 11 月 01 日(火) 〜 5回

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みなさんこんにちは。オフグリッドDIYクラスのファシリテーター村瀬彩です。

「賃貸でもできる!おひさま長者な暮らしを体感してみよう。オフグリッドDIYクラス」ご好評につき、2016年度も開催いたします~!パチパチ。

こちらの講座では、都会の賃貸住宅でも実践可能な太陽エネルギーの取り入れ方を学びます。あなたも参加しませんか?(第一期のスクールレポートは、こちら!)

 

生活に安心感をふやしたいと思った

震災後、福島第一原子力発電所からの電力供給がなくても、都市が問題なく機能するのを目の当たりにして「あれ?日々の暮らしってこんなにコントロールされちゃってたのか」と実感が湧きました。今回このクラスを担当することになり、久しぶりにその気持ちを思い出しました。

おひさまからエネルギーをもらって電気をぽこぽこ増やす。それは、見知らぬ誰かの力に頼らなくても、自分の力で暮らしを守れる安心感がふえるということ。いざとなったときのお守りとして、おひさまエネルギーの力を借りるのは、すごく頼もしい気がします。

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前回のスクールの様子。参加者全員で、ミニソーラーパネルの設置をしています!

この講座で電気を手づくりできると聞き、「はたして、私にもつくれるのだろうか?」って思っています。小さな頃から理系科目や図工がニガテだったから、オフグリッドのDIYは今はまだとても遠い世界です。

「残念なくらい簡単でした!」42,800円ではじめる電気自給プロジェクト「藤野電力」』を読んでも、「わぁ、これが簡単だなんて私にはやっぱりハードル高い…!」と思ってしまいます。でも、本当につくれるとしたら、日常生活のどのくらいを賄えるのか知りたいなぁ。

そんなわけで、今回のカリキュラムは、私みたいな人でも安心して参加できる内容にアップデートしました。

「太陽光エネルギーってなんとなくいいなと思うけど、自分でやるのは大変そう!!」と思っている人が「これならすぐに暮らしに取り入れられる」と実感できたら、日常生活の選択肢が広がりますよね!

おひさまエネルギーのある暮らし

おひさまエネルギーで電気を手づくりする暮らし。あなたはどんな手ざわりがすると思いますか?そのあたりをオフグリッドDIYクラスの講師をつとめる吉岡直樹さんに聞いてみました。

ミニソーラーパネルシステムに太陽が燦々と降り注ぐのを見ると、「あ、貯まってる貯まってる!」っていう実感があるんですよ。表示されるランプで発電状況の確認もできるから楽しいですよね。

ランプが点滅すると、供給過多になったんだと分かるんですけど、おひさま長者の時はどこに電気を使おうか考えたくなります(笑)。野菜と一緒でたくさん採れたから食べなきゃー!みたいな感覚です。いつもとは違う食べ方ないかな、って(笑)

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吉岡家のミニソーラーパネルシステム。ここにお日さまエネルギーが蓄えられています〜!

思えば電気って、消費する経験しかしていないから、増える楽しみがあるなんて目からウロコな気分。

「電力会社の電気はいりません!」独立型の自家発電で、晴耕雨読の日々をおくる佐藤隆哉さん・千佳さんに聞く、これからの電力自給のありかた』にも、<当初の計画よりも電気が余っているので、エアコンのほかに、電気ヒーターや加湿器を導入しました>とありました。想像よりは、おひさまエネルギーって枯渇しないものなのかも。

我が家では、日常生活はオフグリッド、曇天時用は東京電力の電気を使い分けていますよ。オフグリッド生活といっても、100%おひさまエネルギーに変える必要はなくて、自分のライフスタイルに合わせてハイブリッドに使い分けてもいいと思います。

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吉岡家の照明。みっつの電球のうち、右ふたつがオフグリッドだそう。

そうなのですね!オフグリッド生活って、全部の電気を取り替えなければいけないって思っていました。

楽しいことしかやってません! 藤野電力のオフグリッド発電システムを新築の自然住宅に導入しちゃった工務店「創和建設」の“みんな楽しい”家づくり』でも、<災害時のセーフティネットにさえなればいいと小さなシステムを取り付ける人もいますし、なんとか冷蔵庫まで動かせないだろうかと大きめのシステムを検討する人もいます。>と書かれていますね。

みなさん、それぞれにすごく楽しそうに電気と付き合って暮らしているのが印象的。いいなぁ!

自分にフィットするオフグリッド生活って?

でも一番大事なところは、やっぱり自分の生活にちゃんとフィットするのかな?って部分。エコに関心がそれほど高くない私にも、同じように生活が楽しめるのか気になります。

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じぶんの部屋のデスク周りだけをおひさまエネルギーで賄うってこともできるんです。

今年の夏、電球が壊れてオフグリッドの照明が使えない時期があって、いつもの半分くらい電気があまっていたんです。そしたら妻が「おひさまこんなにばんばん出ているのに、使わないともったいないじゃん。夏終わっちゃうよー!」って(笑)

うちの妻は、僕と違ってエコ的なことにあんまりうるさくなくて、前はそんなこと言わなかった。なんだろう、おもしろいなと思って。生活の中にちゃんとおひさまエネルギーが入ってくれば、誰でも同じ目線で見られるようになるんじゃないかなって思いますね。

「電気がもったいないから消しなさい!」って怒られたことはあるけれど、電気があまってもったいない!そんな言葉は聞いたことがないです(笑)。おひさま長者になると、もったいない精神もずいぶんリッチになるものですね。

電気の契約先が電力会社から自宅に変わるだけで、電気を使える暮らし自体は、実はこれまでとそれほど変わらないのかもしれません。だけど、おひさまエネルギーを生活に取り入れる。ただそれだけで、空気のように使うだけだった電気の存在が、特別なものに感じられるようになるって、なんだか不思議です。

吉岡さんの話を聞いていたら、実際の暮らしの様子を訪ねてみたくなりました。すでにオフグリッド生活をしている人の世界にまるっと飛び込んでみたい!その体験を通して、自分の生活をあらためて想像してみるっていうのは、すごくいい気がしました。

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みんなでミニソーラーパネルシステム、組み立てました!!

まずは、どんなふうにおひさまエネルギーを使って暮らしているか。その快適さを体感してみてほしいです。その上で電気を手づくりする楽しさを味わえたらいいなと思います。畑に喩えるなら、DIYでミニソーラーパネルシステムを設置するのって、種まきから収穫までの部分。DIYがニガテでも、みんなで協力しあってつくる道もあるから大丈夫。

オフグリッドDIYクラスでは、すでにミニソーラーパネルシステムの導入を決めた人も、まだまだぼんやり太陽光発電いいなぁ!と思っている人も大歓迎です。

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DIY初心者にこそ、一緒に取り組めるいいチャンス◎
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これが噂のミニソーラーパネルシステム!コイツでおひさまエネルギーを集めます。

講座を通して、自分の暮らしに取り入れられる具体的な方法を学びながら、ほしい未来のイメージを鮮やかに描いてもらえたらうれしいです。

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暮らしを共につくるって、なんだかいいですね。
みんなでエネルギーをつくって楽しむ暮らし、体験してみませんか?

このスクールで学べること、得られること

というわけで、「オフグリッドDIYクラス」では、ワークショップ、フィールドワークを通じて、以下のようなことを学んで得られると思います。

DIY精神

DIYとはなにか?を学びます。Do It Yourselfは、「モノをつくること」だけにとどまりません。誰かに任せて、お金で消費するお客さんではなく、自分で考え、自分でつくる精神です。新しい時代の考え方を学びます。

オフグリッドDIYを現場で感じて、体験

フィールドワークでは、オフグリッドを暮らしに取り入れている講師の鈴木俊太郎さんの自宅と藤野電力がオフグリッド施工した方のお宅を見学、オフグリッドを体験します。

実際的なDIYノウハウ

また、実際に手を動かして工事を行うワークショップを通じて学ぶので、具体的な方法、やり方を知ることができます。クラスが終わったら、DIYで自分の家をオフグリッド化できるスキルを身につけることを目標とします。

電気の基本

私たちの暮らしのエネルギー源として欠かせない「電気」が、基礎から学べます。

仲間とのつながり

オフグリッドDIYの実践者、オフグリッド、そしてDIYに興味のある仲間と繋がれます。一昨年実施した「暮らしの発明家」というタイトルで実施したオフグリッドDIYクラス第1期卒業生は、それぞれのプロジェクトにお互い手伝いあったりしてしています。DIYコミュニティに参加する良いきっかけになりますよ。

あなたもぜひ、オフグリッドDIYへの一歩を踏み出してみませんか?

第1期の様子

このクラスの第1期の様子が記事になりました。
暮らしをつくれば、社会が変わる。エネルギーを手づくりする「暮らしの発明家クラス」第1期生が卒業。より進化したオフグリッドDIYクラスも募集中!

ご質問がある方は、school [at] greenz.jp まで!
※グリーンズの学校【よくある質問】まとめました!まずはこちらをご確認ください

*内容は都合により変更する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

【スタッフ】

◎ 講師

吉岡直樹(藤野電力 広報宣伝担当)

2011年発足以来の藤野電力コアメンバー。藤野電力ではミニ太陽光発電組み立てワークショップ講師の他、おもに広報宣伝、デザイン関連の業務を担当。本職はソーシャルアカウントを対象としたアートディレクター。昨年末に購入した中古戸建てを自分自身や知人のサポートでセルフリノベーションにコツコツいそしんでいる。

◎ 講師

鈴木俊太郎(藤野電力 技術担当)

百姓を実践する漢方整体森氣庵院長、建築やアウトドア関連に強く藤野電力の生みの親、2001年に車のバッテリー上がり対策でソーラーパネルを導入、オフグリットでフェス出店した元祖かも?震災時にこのシステムのおかげで何不自由無く生活できた事から注目を浴び、ワークショップや勉強会を開催。藤野電力コアメンバーで主に技術部門担当、現在は電気工事士の資格を取り、オフグリットの住宅施工を手がけている。

◎ ファシリテーター

村瀬彩(インタビューライター)

インタビューライター。自分で言語化するのが難しい胸のうちを、伝わる表現で翻訳するのが得意。安心安全を感じられる場に整えて聴き、本質的に感じていることを感じ取って、わかりやすいストーリーテリングをします。また「大人になった子どもがおかあさんに贈る本」をテーマにギフトブックを制作中。「本を贈る」やりとりを通じて、親子のリアルなストーリーが新たに生まれる体験型ギフトです。

【講座日程】

第1回 11/01(火)19:15-21:45
第2回 11/05(土)10:30-18:30
第3回 11/22(火)19:15-21:45
第4回 11/26(土)10:30-18:30
第5回 12/06(火)19:15-21:45

【カリキュラム】

第1回【オリエンテーションとレクチャー】

なぜこのクラスを始めようと思ったかというきっかけの共有、授業をどのように過ごしていくか、全体の流れを説明します。また、受講生同士で、なぜこの講座を受けようと思ったのかを共有したり、お互いによりよく知り合うワークショップも。また、電気とオフグリッドの基本について学びます。

第2回【フィールドワーク】オフグリッドDIYの暮らしを知る。体感する。
2回目は、藤野電力がオフグリッド施工をしたお宅と、講師である鈴木俊太郎さんのご自宅を訪問。実際に目で見て、感じて、暮らし全体をどういうふうにつくっているかの話を伺います。オフグリッドな暮らしの快適さとは?ナマで感じて考えてみたいと思っています。夕方以降、仲良くなる呑み会も予定!

第3回【ソーラーパネルシステム組立てワークショップ】
WS用の見本品を使って出力50Wのソーラーパネルとバッテリーのキットを実際に組み立てます。基本的には各機材のケーブルを順番につないでいくのみ。工具さえあれば特別な技術は必要ありません。希望者にはキットの購入も受け付けます。その場で一緒に組み立てることもできますよ。

第4回【オフグリッドDIY実践ワークショップ】
実際にオフグリッドDIYを行ないます。参加者全員で横浜市にある一軒家の居室を完全オフグリッドに!持っている方はマイ工具を持ち寄りましょう。土曜日いっぱいをつかって、できるかぎりみんなで工事を行ないます。終わったあと、軽く打ち上げも!

第5回【最終プレゼン+打ち上げ】オフグリッド計画を発表、共有する
最終回となる第5回は、これまでの体験をもとに「自分の暮らしに何があると安心して暮らしていけるか?」を振り返ります。そして、それぞれネクストアクションを一人ひとりがつくる「私のオフグリッド計画」を発表します。ゲスト講師、ファシリテーターも丁寧にフィードバック。持ち寄りパーティーをしながら、みんなのがんばり、卒業、学びを祝い合います!

【会場】

グリーンズオフィス

東京都渋谷区神宮前2-9-15アズマビル1階
東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分

【参加費】

一般(全5回分) ¥36,000
学生/遠方(全5回分) ¥30,000
※学割・遠方割引は先着4名様までとさせていただきます。
※東京、神奈川、千葉、埼玉以外にお住まいの方は遠方料金にて受講いただくこができます。

【定員】

12名(一般8,学生2,遠方2)
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※最低開講人数は6名です。開講の決定は初回授業の1週間前までご連絡いたします。

【申込締切】

10/21(金)22:00 ※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。