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おたがいの違いや対立を越えて、心の通いあうつながりづくりを学ぼう

「非暴力コミュニケーション入門クラス」

2018 年 07 月 28 日(土) 〜 6回

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こんにちは!グリーンズの学校で非暴力コミュニケーションを担当している永田郁子です。ご好評いただいた昨年12月期に引き続き、入門クラスを開催します。なんと、グリーンズの学校でははじめてとなる全6回のオンラインクラスです!やったー!

非暴力コミュニケーション(Nonviolent Communication、以下NVC)は、すべての生命が本質的に大切にされ、自然なわかちあい、思いやりによる与えあいが生まれるようなつながりの質を生み出すことを目的につくられたコミュニケーション方法です。このクラスでは、自分の感情や大切にしているものに気づきながら、それらに基づいて自分の人生を選択、創造していくことについて探求します。

 

このクラスで得られること

・自分とよく知り合うための時間とスペース

・ともにNVCを学ぶ仲間とのコミュニティ

・まわりのひとと心を通わせるヒント

 

こんなひとに参加してほしい!

・自分に正直に生きることを選びたいひと

・すべての生命が大切にされる世界をつくりたいひと

・まわりのひとと一緒にわくわくする未来をつくりたいひと

 

あらたな開催にあたり、このクラスをともに企画する相棒であり、非暴力コミュニケーションをともに学ぶ仲間でもあるグリーンズの学校の校長・河野奈保子さんと、こんなことを話していました。

 

「いまわたしたちはメールやSNSなどの文字ベースのコミュニケーションはどんどん器用になっていっている。ソーシャルメディアの盛り上がりとともに、出合い自体も格段と増えている。だけど、実際に生身のひとと出合ったときに、心を通わせ、深くおたがいを知り合う力は伴っているだろうか。」

 

「わたしたちが日ごろ口にしていることばのほとんどは、自分が心から伝えたいことから大きくかけ離れた、他者への習慣的なリアクション(あるいはジャッジメント)に過ぎないのではないか。」

 

「他者とのあいだで起こるトラブルや違和感は、実はほんの入り口でしかなくて、きっとほんとうに大切なのは、ただただ自分と仲よくすること。自分がなにを感じていて、どんなことを望んでいるか。そこに目を向けてみることが、結果として他者との関係性をも大きく変容させる。」

 

「たとえばわたしたちから身近な同世代(30代後半)の中でも、経営者や管理職などの肩書きがあるひと、業務やプロジェクトを影から下支えするひと、フリーランスのひと、子育てや家族の世話をするひと、旅に出るひと、みんなそれぞれの立場で抱えている現実があって、たとえ家族や同僚、仲間に囲まれていたとしても、かならずしも迷いや葛藤を打ち明け、必要な理解やサポートが得られているとは限らない。だからこそ、自分とより深く知り合い、もっと仲よくできたなら。そして、他者と心の通いあうつながりをつくることができたなら。これからの人生がどんなに心づよいだろう。」

 

ふたりであつく語りながら、クラスをつくっている空気がいくらか伝わるでしょうか。わたしたちは、ほしい未来を自らの手でつくろうとしているグリーンズの読者のかたにこそ、NVCの知恵を手にしてほしいのです。

自分の奥底にある真の望みとつながりながら、未来を描くこと。まわりのひとたちとのゆたかな関係性を築きながら、ひとりではなしえない、色鮮やかで創造的な世界をつくること。きっとNVCがみなさんのお役に立てるのではないか!と思うのです!

 

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Photo by Ben White on Unsplash

 

さて、わたし自身がNVCを学びはじめたのは、以前のパートナーとのコミュニケーションがうまくいかずに苦しんでいたときでした。ともに暮らす中で、いかに自分の考えが正しくて、相手が間違っているかの主張を日常的に続け、また、相手のことばから自分を守るために、心にもないことばを投げつけてしまい、おたがいに傷ついたりと、関係性はどんどん悪化するばかり。苦しくて、苦しくて、自分がほんとうに大切にしたいものがわからなくなってしまい、まわり道の果てに辿りついたのが、NVCのワークショップでした。

 

表面的な違いを超えて、その奥にある本当の〈ニーズ〉につながる

そこで学んだことは、わたしの人生をそれまでとはまったく別のものに変える、あたらしい価値観でした。ひとつは、葛藤や痛みを感じるわたし自身の心の奥には〈ニーズ〉と呼ばれる、いまこの瞬間に大切にしたい何かが存在しているのだということ。もうひとつは、相手のことばやふるまいの奥にも切実な〈ニーズ〉があるのだということ。

 

そのときはじめて、わたしとパートナーはおたがいに「ありのままの自分を受け入れてほしい」というニーズを満たそうと、あまり上手ではないやりかたで、もがいていたのだということに気がつきました。同時に、相手を大切にしたい、よりよい関係性を築きたいという願いがあるからこそ、痛みを感じたのだと理解できました。

 

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NVCのワークでは、こうした「ニーズカード」などのツールや考えかたを使って、自分のニーズ、対話する相手のニーズをじっくり見つけていきます。

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ニーズカードをつかった、NVCワークショップの様子/写真提供:石川世太さん

 

ニーズとは、人類あるいはすべての生命に共通する、生きるために必要な要素です。年齢、性別、国籍、肌の色、社会的立場・・すべての違いを越えて、わたしたち誰もが共通するニーズを持っています。

 

つながり、信頼、学び、休息、ユーモア、理解・・おたがいがそれぞれに大切にしているニーズに眼差しを向けるとき、そこには対立は起こりえないのです。わたしもあなたも共通するニーズを抱えた人間であり、あなたにとって大切なニーズは、わたしにとっても大切なニーズだと気づくからです。

 

対立や暴力を引き起こすもの

1940年代、NVCの創始者 マーシャル・ローゼンバーグ博士が子ども時代を過ごした米国ミシガン州デトロイトでは、人種問題が深刻化し、差別や対立から暴動が起こり、多くのひとが命を落としました。子どもながらに、人間が暴力をふるいうる存在なのだということが印象に残ったそうです。と同時に、自分の両親や親戚の中に、愛情深く、やさしい心を持ったひとがいることにも気づいていました。

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マーシャル・ローゼンバーグ博士

 

おたがいを思いやる気持ちがかみ合わなくなり暴力的になってしまうのはなぜだろうか

そして

なぜ、どれほど過酷な状況にあっても思いやりを失わずにいられるひともいるのだろうか

 

人間に対するふたつの問いを持ち続けたマーシャルは、わたしたちが日ごろ使っている話しかたや考えかたの中に答えをみつけました。わたしたちが気づかずに相手に自分自身におこなっている「正しい/間違っている」「よい/わるい」「常識/非常識」などの評価や判断、比較、決めつけなどが、関係性の悪化につながり、痛みや怒り、対立や争いを引き起こしていると考えたのです。

 

共感的に耳を傾け、素直に表現をする

NVCでおこなうことは、とってもシンプルです。相手の話に共感的に耳を傾け、自分自身の思いを率直に表現すること。つまり、相手の話を評価や判断せずにきいて、そのひとが感じている感情・感覚、その奥にあるニーズをみつめること。そして、自分自身の感情・感覚、その奥にあるニーズに気づきながら、それに基づいたことばやふるまいで、素直に思いを表現すること。そのふたつを往復しながら、おたがいを思いやる関係性を紡いでいきます。

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ここまで読んでいただいて、みなさんの中にどんな感情が湧き上がってきたでしょうか。わくわくする感じ、えーほんとう?と疑い深い感じ、NVCのことをもっと知りたい!という好奇心・・その気持ちの奥にはみなさんが抱いている大切な〈ニーズ〉がかならず輝いています。学び、つながり、希望、よろこび・・この講座を通して、ニーズ、つまり自分自身とつながりながら生きることを学びます。

 

自分の人生を生きているという感覚

さて、いちばん身近なひととのコミュニケーションを改善するためにNVCを学びはじめたわたしですが、いま振り返ってみると、NVCにもっとも感謝しているのは「わたしは自分の人生を生きている」という感覚につながることができたということです。自分の感情やニーズに目を向けながら毎日を生きることで、より自分のことを知ることができ、どんなことを望んでいて、そのためにどんなアクションをとればよいのかがすこしずつ明確になってきました。それは直線的に「ほしいものを手に入れる」あるいは「しあわせになる」へと結びつくものではありませんが、どんな試行錯誤も、一瞬一瞬ありありと生きているという感覚がして、いまはとても満足しています。

 

「ほしい未来は、つくろう!」への第一歩

正しさや成果、効率だけが優先されるコミュニケーションから、ひとりひとりの心が大切にされるコミュニケーションとシフトしていくことで、目の前にある大切な一対一の関係性が変容していくことはもちろん、わたしたちが所属している組織や社会も変わっていくのではないかという大きな希望を、わたしは抱いています。

わたしたちが対立や争いの中から可能性を見出し、多様性を活かす方法を学ぶことで、おたがいを、そして自分自身を思いやることができたなら、どんな創造的なエネルギーが生まれるでしょうか。そして、おたがいの違いを越え、ほしい未来をつくろうとともに力をあわせたとき、どんな景色がみえるでしょうか。

あなたにとって、もっともうつくしい景色をともに探しましょう!ぜひクラスでお会いできることをたのしみにしています! 

 

開催概要

講座日程

第1回 7月28日(土)10:00 – 12:00

第2回 8月4日(土)10:00 – 12:00

第3回 8月11日(土)10:00 – 12:00

第4回 8月18日(土)10:00 – 12:00

第5回 8月25日(土)10:00 – 12:00

第6回 9月1日(土)10:00 – 12:00

 

*ちなみにわたしの住むカリフォルニアは毎週金曜の18時です!

 

カリキュラム

第1回「自分とのつながり」
みなさんは、どんな思いを抱えてこのクラスに参加することを選んだでしょうか。その思いを大切にしながら、NVCの学びをともに始めましょう!

第2回「フィーリングとニーズ」
いまこの瞬間わたしたちが感じている感情・感覚〈フィーリング〉、そしてフィーリングの奥にある、いまこの瞬間にわたしたちがもっとも大切にしたいと願っているもの〈ニーズ〉について、解説とともに体験型のワークをおこないます。

第3回「観察とリクエスト」
評価や判断を加えずに出来事を〈観察〉すること、ニーズをもとに自己あるいは他者へ〈リクエスト〉することについて学びます。

第4回「共感とそうではないもの」
わたしたちが日ごろ習慣的にとっているリアクションと、これまでに学んだNVCの〈フィーリング〉〈ニーズ〉に注目する聴きかた・表現のしかたの違いを、ロールプレイングを通して体感します。

第5回「非暴力について」
NVCの実践は〈ことば〉と〈意識〉のふたつの領域からつくられます。非暴力とはなにか。あるいは、NVCを実践することでつくり出したい世界について、いま一度考えます。

第6回「嘆きからお祝いへ」
悲しみを嘆き、よろこびをお祝いすること。NVCの中にあるふたつの大きな問い〈いまこの瞬間わたしたちの内側でいきいきと躍動する感覚・価値観は何だろう〉〈どんなものがわたしたちの人生を素晴らしくするだろう〉をもとに、NVCが大切にしている〈嘆きとお祝い〉を実践します。

 

参加方法
オンラインクラス(zoomというアプリを使います)

※インターネットが通じる場所なら、世界中どこからでも参加できます!

※クラスは毎回録画し、参加者向けにシェアします。

 

参加費

 一般 ¥36,000(先着9名)

 グリーンズピープル割 ¥34,000(先着2名)

 リピート割¥30,000(先着2名)

 学割 ¥18,000(先着2名)

※グリーンズピープル割は、greenz.jpを寄付でサポートしてくださる読者限定です。まだの方もこれ機にぜひ◎ 先着2名まで。→グリーンズの寄付読者制度「greenz people」

※リピート割は前回2017年12月期にご参加いただいたかた向けです。
 

定員

15名


※最小催行人数7名

※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。

※開講の決定は開催5日前までご連絡いたします。
 

申し込み方法

下記「申し込む」ボタンをクリックしてお申し込み後、決済をお済ませいただきましたら、正式受付となります。 ※決済はVISA、MASTER、JCB、AMEX、Paypal、コンビニ/ATMが利用可能です。

 

申し込み締切

7月23日(月)
※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。

みなさんのお申込みをお待ちしています! ご質問がある方は、school@greenz.jp まで!

【スタッフ】

◎ 講師

永田郁子(米国カリフォルニア州認定エサレンマッサージプラクティショナー)

1982年、東京生まれ。米国カリフォルニア州認定エサレンマッサージプラクティショナー。病弱だった子ども時代を経て、どうしたら健康になれるだろう?と、こころとからだの探求の道へ。2010年にはじめて訪れた米国エサレン研究所で、ひとや自然の大らかさに感銘を受け、長期滞在しながらボディワークや心理療法、シャーマニズムを学ぶ。2015年からNVC(非暴力コミュニケーション)とギフト(与えあい)を実践している。2017年、米国カリフォルニア州BayNVC Leadership Programに参加中。