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マイプロジェクトをマイ商いに!

「初めての小商いクラス」

2017 年 01 月 31 日(火) 〜 6回

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「グリーンズの学校」で新しいクラスがスタートします!
早速ですが質問です。あなたはどんなマイプロジェクトをやっていますか?そのマイプロジェクトの影響は社会、地域に広がっていますか?無理なく継続できていますか?お金はちゃんと回っていますか?
「マイプロジェクトをもう1歩進めたい!」と思っている方に向けた、マイプロジェクトをマイ商いに育てていくクラスです。

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マイ商いのはじめ方

はじめまして!このクラスのファシリテーターを担当するomusubi不動産の殿塚建吾です。僕らは千葉県松戸市の八柱というエリア(と、一部下町浅草)を拠点にする不動産屋です。

主に古民家やレトロな団地などの味わい深い物件を、極力安価に、そして自由に使ってもらえるようDIY可能な物件としてお取り扱いし、大きな戸建てや廃ビルなどはシェアアトリエとして再生しながら街のシンボルとして育っていくように運営しています。

僕らを通じて物件を借りて下さった入居者さんには、デザイナー、画家、鞄作家、古道具屋さんなどマイ商いをしている方がたくさんいます。

入居者のみなさんは大切にしていること持っていたり、自分にしかできないスキルを磨いていて、みんな僕にはできないことができる人ばかりです。少しおこがましいかもしれなけれど、僕はそんな入居者さんを応援したいと思って日々活動しています。

今回のクラスでは、僕自身がomusubi不動産を立ち上げるまでの数々の失敗とそこから軌道に乗せるまでの実体験や、入居者の方々のチャレンジを見て感じたことを交えながら、マイ商いのはじめ方をお伝えし、一緒にマイプロジェクトからマイ商いへステップアップするチャレンジをしたいと思っています。

こちらは市川にある「123ビルヂング」入居者全員で行ったビル全体を使った「お出かけしよう!いちにさんまつり」の様子。ご近所さんもたくさん遊びにきてくれました。

僕は、omusubi不動産を起業する以前の2011年5月から、マイプロジェクトとして「自給自足できる街」をテーマに、green drinks 松戸(gd松戸)というイベントを毎月のように開催していました。

それ自体は、まったくと言っていいほど儲かるものではなかったのですが、僕の周りには立ち上げ時からマイ商いをしている先輩がいて、いつもアドバイスをしてくれたり、僕がやりたいイベントの会場を提供してくれたり、ゲストとなる方を紹介してくれました。それは僕にとって大きなサポートでした。何よりgd松戸を続けていくことで先輩方と信頼できる仲間と言える関係性を築けたことは人生においても財産です。

イベントを通じて「僕自身が欲しい未来=自給自足できる街」と言語化を進めたことが軸となり、自分にとっての自給自足ってなんだろう、欲しい未来を実現するために自分が得意なことはなんだろうと見直すことができました。

自給自足できる街という言葉を軸に、不動産屋として、人と人のあいだに入ってバランスを取るという、自分が得意なことを肉付けしたことが、結果、omusubi不動産の立ち上げへとつながったのです。

松戸駅から電車で7分、元々出身高校の最寄り駅で、地元でありオーガニックな先輩たちが多数お店を構えていた八柱エリアに拠点を移し、古民家や空きビルをDIY可能な物件として再生したり、入居者さんと田植えを一緒に行ったりすることが、結果としてコミュニティづくりになっていたりして、そんな関係性を大事にしながらまちづくりをする不動産屋として活動しています。

入居者や地域の人たちと一緒に、田んぼで田植えや稲刈りをしています。

 

マイ商いの実践者たちと地域のつながり

僕らが千葉県の松戸市や市川市、浅草で運営しているシェアアトリエには雑貨屋さんや古道具屋さん、木工、焼き菓子、デザイン、コーヒーの焙煎、カフェ兼複合施設など、マイ商いをしている方がたくさん入居しています。

入居者さんと一緒に手づくりマーケットを企画し、アトリエを地域に開放してみました。そうしたところ、大家さんのご家族が子ども連れで楽しんでくれたり、地域に住んでいる方に、「今度はいつやるんですか?楽しみにしています」と嬉しい言葉を頂いて、何よりも元々長らく空き家で人がいなかった場所が、多くの人がわざわざ足を運んで喜んでくださっていることに、感動を覚えたりしました。

それは僕ら不動産屋ではなく、マイ商いをして自分らしく暮らす人の魅力がなすことです。そんな人が増えることは、地域の魅力も増やしてくれる。僕自身も住民として、不動産屋として、地元である松戸にそういう方を求めているように、きっとどこの地域でもマイ商いを実践する人が求められているはずです。

5年前の僕がそうだったように、マイプロジェクトを始めてみたものの、まだまだ商売になるほどの事業性を出すことができていなかったり、事業性をもたせるために自分自身の何が武器なのかわからない人が多いのではないかと思います。このクラスでは、そんな方々がやるべきことの順番と考え方を整理し、たとえばやりたいことを宣言してみたり、少しだけ自腹を切って仕入れをしたり、場所を借りてみるといった、自分が欲しい未来に向けた仕事をつくるプロセスを体験、獲得することを目指します。

さまざまな「マイ商い」の担い手たちが、まちにはたくさん!

 

ほしい未来をコトバにする。小商いの道筋を見つける。

今やっているマイプロジェクトをどうやって発展させたらいい?売り上げは?申請は?場所は?一緒にやってくれる人とのつながりは?このクラスでは、座学だけでなく、松戸でオーガニックフェアトレードのコーヒー屋を営む小澤さんをはじめ、小商いを実践している現場でフィールドワークを行います。そして、グループワークを通じて自分の小商いの企画をより良いものにしていきます。最終的には、ほしい未来をコトバにすることで、自分の軸となるテーマを決め、小商いを企画し、それをプレゼンテーションします。その後、講師、ファシリテーター、参加者によるフィードバックを行うことで、実現への可能性を高めます。

このクラスの3つのポイント

①マイプロジェクトからマイ商いへ育てるプロセスが整理できる

自分のコンセプトを言葉にすることから、大切にしていること、自分にできること、足りないことが見えてきます。マイプロジェクトを整理し、自分の現在地点と進むべきプロセスの把握ができます。

 

②マイ商いの先輩との深い対話を通じて、ブラッシュアップができる

マイ商いをして欲しい未来に向かって暮らしている先輩にマイプロジェクトの個別相談ができます。一般的な起業相談とは異なり、数字の話しはもちろん、ほしい未来への共感をしてもらったり、先輩の経験談を聞きながらマイプロジェクトをブラッシュアップすることができます。

 

③『マイ商いネットワーク』(受講生やマイ商いの先輩)ができる。クラス後も継続したコミュニケーションが取れる

僕がMAD Cityに関わり始めた時、自分も含めて身の回りには夢あるニートばかりでした。みんな小さなマイプロジェクトを始めて、もれなく全員失敗しながら少しずつそれを育ててマイ商いをつくっていきました。お互いに失敗したり、頑張っている姿を見て、勇気をもらったことは多々あります。あとでネタにして笑えます。そんな仲間と出会い明るく楽しく七転八倒することがマイ商いを育てる秘訣かもしれません。

小澤さんも自分も、クラスの6回だけで終わるのではなく、そのあとの関係性も大事にし、みなさんのマイ商いの実現をサポートできたらと思っています。

このクラスを通じて、自分の未来を自分で決めて、自分らしく生きていく人が増える未来をつくっていきたいと思っています。一緒にマイプロジェクトからマイ商いへ一歩踏み出しましょう!

 

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講師には、スローコーヒーの小澤陽祐さんを迎えます。「フェアトレード」も「オーガニック」も今ほど認知されていなかった16年前に有限会社スローを立ち上げ、焙煎・卸売りの他、地元松戸で愛されるカフェ「スローコーヒー」もプロデュースしています。同じく松戸で起業をしている大先輩ですが、数々の失敗談にはとても勇気をもらえます。僕もomusubi不動産をつくる時に一番最初に相談しました。

ゲスト*ただ今調整中!自分でつくったものを、自分の街で、目のために方に届ける実践者の現場を見学します。受講するみなさんが、今いるところから始める小商いのヒントを感じられるはずです。

【カリキュラム】

1回目「アイスブレイクとレクチャー(スローコーヒー小澤さん)」
スローコーヒーの小澤さんの起業ストーリーを聞きながら、自分が今思っていること、やりたいこと、不安なことなどを話し合います!終わってからの飲み会が本番かもしれません笑

2回目「レクチャー「omusubi不動産の周りマイ商い」と企画づくり」 
omusubi不動産の周りにいるマイ商いをしている方についてご紹介します!1回目、2回目のレクチャーを受け、今の時点で自分がどんなマイ商いをしたいのか企画づくりを行います。

3回目「企画発表とグループづくり」
2回目でつくった企画を全員に発表してもらいます。発表を聞いて、もし自分がやりたいことを近い方や、他の方のアイデアを聞いてやっぱりそっちに協力したいなど気持ちの変化があるかもしれません。

やっぱり自分がやりたい、人のフォローに回りたい、などなど素直な気持ちに沿って、一緒にできる人同士でグループづくりをします。もちろんそのまま一人で企画を続けたいというのもOKです。

4回目「企画のブラッシュアップ」
マイ商いの企画をブラッシュアップします。各講師やファシリーテーターもまっすぐ向き合いますので、一番ガチンコな時間になるはずです。

5回目 「フィールドワーク」
マイ商いの実践者である先輩(*ゲスト調整中)実際のどんな風にマイ商いをしているのか、現場を見せて頂きます。
*企画のブラッシュアップは引き続き相談受け付けます!

6回目「卒業プレゼン」
企画を全員で発表します!スクールはここで卒業ですが、マイ商いの実践はここからがスタート!6回のスクールを受けて自分の軸が定まって、マイ商いが増えるのももちろんですが、それを支える人、今の仕事を続ける人、など自分らしい役割について、腑に落ちてもらえることが何よりです。

※フィールドワークは現地集合、現地解散となります。ゲスト決定後、場所については更新します。
※現地までの交通費はそれぞれご負担お願いします。
*内容は都合により変更する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

みなさんのお申込みをお待ちしています! ご質問がある方は、school[at]greenz.jp まで!

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【スタッフ】

◎ 講師

小澤陽祐(有限会社スロー代表取締役、コーヒー焙煎技師/ナマケモノ倶楽部共同代表)

1976年松戸生まれ。99年よりスロームーブメントに関わる。00年7月、スロービジネス第1号として、20代男子3名でスロー社を設立。20代の起業ならではの紆余曲折を経ながらも、【オーガニック】【フェアトレード】のコーヒー豆のみを【自社焙煎】することに特化し、スローながらも着々と卸先・顧客をふやしている。09年10月に、直営のスローコーヒー八柱店をオープン。『コーヒーに恋をして!』が決めゼリフ。ファーストではない、スローなコーヒーのあるライフスタイルを提案中。 参考記事:美味しいオーガニックコーヒーで“生きている実感”を持てる世界に。優等生のレールから外れて歩んだ、スロー社小澤陽祐さんの14年

◎ ファシリテーター

殿塚建吾(omusubi不動産)

1984年、千葉県松戸市出身。中古マンションのリノベ会社、企業のCSRプランナーを経て、房総半島の古民家カフェ「ブラウンズフィールド」に居候し、自然な暮らしを学ぶ。震災後、地元・松戸に戻り、オーナーがセルフビルドした「自給ハウス」にて部屋のDIYをしながら生活する。同時に松戸駅前のまちづくりプロジェクト「MAD City」に合流し、MAD City不動産の立ち上げに携わる。2014年4月に独立し、「omusubi不動産」を設立。

◎ ファシリテーター

原田恵(soarライター)

造園・ランドスケープデザインを学んだ後、市民によるまちづくりに興味を持ち、コミュニティカフェ運営などに携わる。株式会社リ・パブリックにてインターンを経験した後、2014〜2016年まで在籍。現在は、「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ウェブメディア、soarのライター・事務局や、greendrinks松戸を主宰しながら、歩む道を模索中。

【講座日程】

1回目:1/31(火)19:15-21:30「アイスブレイクとレクチャー(スローコーヒー小澤さん)」
2回目:2/14(火)19:15-21:30「レクチャー「omusubi不動産の周りマイ商い」と企画づくり」
3回目:2/28(火)19:15-21:30「企画発表とグループづくり」
4回目:3/14(火)19:15-21:30「企画のブラッシュアップ 」
5回目:3/25(土)13:00-17:00「フィールドワーク」
6回目:3/28(火)19:15-21:30「卒業プレゼン」

【会場】

グリーンズオフィス(第5回フィールドワークを除く)

東京都渋谷区神宮前2-9-15アズマビル1階

東京メトロ 千代田線 「明治神宮前」駅、銀座線「外苑前」駅、副都心線「北参道」駅、JR「原宿」駅からそれぞれ徒歩10分

【参加費】

一般 ¥36,000
学生割 ¥30,000
遠方割 ¥30,000
※学生割引は先着2様までとさせていただきます。
※東京、神奈川、千葉、埼玉以外にお住まいの方は遠方料金にて受講いただくこができます。先着2名まで。
※交通費、飲食費は各自ご負担ください

【定員】

12名
※申し込みは先着順です。定員に達し次第申し込みを締め切らせていただきます。
※最低開講人数は6名です。開講の決定は初回授業の1週間前までご連絡いたします。

【申込締切】

1月28日(土)22:00

※定員に達し次第、受付を停止します。お早めにお申込み下さい。

【監修】
小野裕之(greenz.jpプロデューサー/NPOグリーンズ事業統括理事)